Gitのインストール
Gitとは
Gitとは(分散型)バージョン管理システムのことである。バージョンは「変更履歴」のことで、ファイルの変更履歴を管理するための仕組み。大きく分けると以下の3つがgitで実現していること。
変更履歴の書き込み(add/commit/push)
過去の履歴の読み出し(ロールバック)
履歴の共有(pull)
バージョン管理システムとしては、他にもSubversionなどがある。
個人で開発しているときも、ある変更がシステム全体に影響を及ぼしてしまうようなバグが起きることがある。変更前に戻したいが、バージョン管理システムを使っていないと簡単にロールバック(前のバージョンに戻す)ことはできない。
複数人で開発するとさらにバージョン管理が複雑になってくる。ソフト開発において、「変化点管理」は重要な考え方である。gitはこの変化点(履歴)を管理してくれる仕組みである。
ちなみにGitとGitHubは別物で、GitHubは「Gitを利用した、開発者を支援するWebサービス」のこと。
Gitのインストール
まずはMacにGitがインストールされているかどうか確認。インストールされている場合は、バージョン名が表示される。
Homebrewをインストールしている場合は、以下のコマンドでも確認することができる。
もしくはGitのみ確認したい場合は以下のコマンド。さらにGitの安定版も確認。このドキュメントを書いている時点(2020/4/26)では、2.26.2が安定版のようだ。
homebrewでGitをインストールする。
もう一度バージョンを確認してみる。
バージョンが以前のままになっている。システムのパスが変更されていないことが原因のようなので、~/.bash_profileにパスを追加する。
~/.bash_profileを開く。
以下を追加。
変更を反映するために、以下のコマンドを実行。
もう一度gitのバージョンを確認すると、先ほどインストールしたバージョンが表示される。
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